第一話 双子の兄弟


この大陸には三つの国があった。
大陸の東側のバーンシュタイン王国は魔法と剣術に秀で、インペリアル・ナイツに守られた大陸。
南のランザック王国は屈強な戦士たちが集う大国。
そして西に位置するローランディア王国は隣国バーンシュタインと共同で魔法学院を創り、平和的に魔法を活用しようとしていた。
そんな三つの国に治められた大陸は、国同士の小さな争いもなく平和の一言であった。
だがその平和が乱れ、世界が混沌へと迷わず進みだす時代が訪れる事となる。
全ては十七年前、当時まだローランディアの宮廷魔術師となる前のサンドラが子供を拾った事から始まった。



このままではいずれ雪が降るであろうと、誰もが思わない事は無いほどに寒い夜であった。
紫色の長い髪を左右に揺らしながらサンドラは街の大通りを足早に駆ける様に歩いていた。
寒さと夜の闇が人通りを耐えさせてから幾時間も経っており、本来ならば聞こえるはずの無い声だった。
だからサンドラはそこで一旦足をとめ、辺りを見渡した。
冷たく冷え込んだレンガの町並みに、声が反響して響き渡っていた。

「赤子の……夜泣き? いえ、これは外で泣いているわ」

前後左右に耳を傾け、その鳴き声が聞こえる方向を探してまわる。
寒さですでに手足はかじかんでいたが、この泣き声を前に構っていられなかった。

「ここ、この路地から……あっ」

とある路地の少し奥まった場所に、やけに大きく綺麗な揺りかごがおかれていた。

「こんな所に、寒かったでしょうに。さあいらっしゃい、私が」

揺りかごを見つけた時の様に、再度サンドラの動きが一瞬であるが止まった。
確かに揺りかごは大きかった。
ソレもそのはず、揺りかごに入っていたのは二人の赤子であったからなのだ。

「そう、貴方たち双子なのね。だから、なのかしら」

双子を未だ禁忌の子、魂が二つに分かれた出来損ないだと考える人は多い。
そして更に気づいた事に、二人の瞳は左右で色が違っていたのだ。
一人は右が赤で左が金、もう一人は左が金で右が赤。
サンドラ自身は双子の理屈を理解しているが故に、一層瞳に優しさを抱いて大き目の揺りかごを抱いた。

「私が温かい場所へ連れて行ってあげますからね」

そう言ったサンドラへ、双子は確かに微笑んでいた。





サンドラは家に戻ると暖炉に火を入れ、すっかり冷え切ってしまっていた双子を包むそれぞれのシーツを剥ぎ取り、清潔なものへと変えさせた。
一人身のサンドラの家に赤子用のシーツなどあるはずもなく、ベッド用のシーツを単純に切り裂いたものである。

「さあ、もう少し待っていてね。もうすぐ温かくなるから」

そう言ってサンドラ自身、ようやく着ていたコートを脱ぎ、室内着へと着替えにいった。
捨てられてから長い時間は経っていなかったのか、双子そのものは体が冷えておらず、そこは問題はないだろう。
問題なのはあの双子をどうするかである。
まず親を見つけることなど不可能であろう。
例え今すぐ自分の前に現れても、とても双子を返すなどといった発想はできなかった。
だがとても二十歳を過ぎたばかりの自分が育てきる事が出来るとは思っていなかった。
なにしろ自分はいまだ魔法学院の研究員になったばかりであり、収入も多いとはいえない。

「ふう……あの人がしっかりしてくれれば、もう少し楽に考えられるのに」

少し頬を染めて笑うと、いそいそと着替えを済ませてとある物を持って自室を出ていく。
その手に握られているのはカードの束であった。
サンドラは何かに迷った時はよく占いで道を模索する事が多い。
もちろん最終的に決めるのは本人の意志であるが、背中を押してもらうぐらいの意味は持っていた。

「さてと、まずは貴方ね?」

お願いしますの一言すら手紙となっておらず、仕方なく名前のない赤子の頬をちょんと指で指してからカードを並べた。
それは一般的なタロットとは違い、カードの絵柄はない。
捲った後から絵柄が書き出される魔法のタロットであり、運命という無数の見えない糸を魔力で映し出すといわれている。
円を描くようにして並べ、まずは頂点を選んでめくる。

「まずは二人の小さな天使、双子ってことね。確かにあの寝顔は天使だわ」

双子をみてクスリと笑うと、二枚目をめくる。
カードに浮かんできたのはこの大陸の地図であった。
しかも小さな村から三国の王都までとかなり事細かにえがかれていた。

「世界地図、将来世界中を旅する事になるのかしら? それよりも私はこの子たちをどうするべきかを知りたいのだけれど」

このカードの難点は的中率は高いのだが、占う内容を選べない事である。

「まあ、いいわ。次はッ!!」

めくった途端に、サンドラはそのカードを取りこぼしてしまった。
その絵柄は先ほどの世界地図と同じであったが、ただ一点違う所があった。
事細かに描かれていたはずの村や王都、そのすべてが瓦礫と化していたからだ。
そしてめくった時に一瞬だけ見えた、おぞましい闇を背負う少年はなんだったのか。

「世界を破滅めと導く元凶」

次のカードをめくる手をサンドラは早めた。
だが、またしてもそこで一旦手を止めることとなった。

「これは一体、どういうこと?」

次のカードはまたしても世界地図であったが、今度は世界が光に包まれており、眩いばかりの光を背負った少年が垣間見えた。

「世界を救いだす光源」

全く正反対の占いの結果に、サンドラは指先が震えている事に気がついた。
その震える指でカードをめくって行くほどにその震えは大きくなっていった。
世界の破滅と救世、それが繰り返し繰り返し現れたのだ。
まるで運命から逃れる事を神が許さないかのように、繰り返し現れたのだ。
そして、ハッとサンドラはとある事に気づいた。

「確か、一番最初のカードは双子の天使……ではこの結果はあの子だけでなく、二人の結果なの? ではどちらが……どちらかが世界を破滅に導く元凶で、どちらかが世界を救う光源? そんな…………」

われ知らずサンドラは一筋の涙を流していた。
この双子は生まれ着いて争う、嫌もっと酷い。
世のためにどちらかを犠牲にする為に、戦いあう定めを持って生まれてきたのかと、涙を流していた。
だがその涙も長くは続けさせぬ為にサンドラは涙をぬぐって、カードをグチャグチャにして仕舞いこんだ。

「そんな事はさせない。たとえソレが神の定めた運命だとしても、私が……私が、育ててみせる。この子達は二人とも救世の光にしてみせる」

強い、まさに母親としての光を灯し始めた眼で、サンドラは双子の眠る揺りかごへと視線を注いでいた。
全てはそこから始まった。









「ねえ、起きてよ」

真っ暗な闇の中、恐怖よりも安堵を示す闇の中にとても聞きなれた声が聞こえた。
少し困ったような、何かを望んでいるくせに自発的にではなく、相手にそれを望む声だった。

「起きてってば、グロウお兄ちゃん。起きてッ!」

ようやく寝ているグロウを揺さぶるまでに発展した声の主、義理の妹のルイセの行動に反応するようにグロウは薄目を開けた。

「…………」

「もう、グロウお兄ちゃん。やっと起きた。私まだカーマインお兄ちゃんを起こさなきゃいけないから」

「ルイセ」

「え、なに?」

起きたばかりとは思えぬ、やけにはっきりとした言葉にグロウが寝ているベッドにルイセが近寄ってくる。
そのたびに頭部で二つに分けて結んだ淡い桃色の髪がピョコピョコ揺れている。
何を思ったのかグロウは、寝転がったまま腕を伸ばしその髪の一房を掴んで引っ張る。

「きゃっ、痛い。止めてよ、グロウお兄ちゃ〜ん。なんで毎日起きる前に引っ張るの」

「……なら警戒しろよ。変な奴だな」

「変なのはグロウお兄ちゃんよ。いっつも私を苛めて楽しいの! もう、だからグロウお兄ちゃんを起しに来るの嫌なのに……カーマインお兄ちゃ〜ん!」

少し泣いているような声を上げてルイセが隣の部屋へとかけてく。
寝起きの悪いカーマインを起こすとなるとまた時間が掛かるだろうなと、再び目をつぶろうとするグロウ。
だがその一瞬前に視界に入ってきた小さな女の子に、少し驚いていた。

「なんだ夢か……やけにリアルだな。よし、もう一度起しに着たルイセの髪でもひっぱ」

「ティピちゃ〜ん、キーーーーックッ!」

すると聞きなれない女の子の声が隣から聞こえ、重たいものが床へと落ちる音が聞こえた。
落ちたのが双子の兄弟のカーマインである事は容易に想像できるが、今の声は誰なのか。
気にする必要もないのだが、気になって目が冴えてきたため、やはり夢じゃないと目の前でこちらを見ている小さな少女を視界におさめる。
よくみて見れば、銀ではなく薄く紫色が混じった長い髪と、橙色のレオタードの上に白い上着と短いスカートをはいている。
透明な羽がついているが、そんなことは小さなことで、これで全長が二十センチ程度でなければとグロウは密かに悔やんでいた。

「あのユニエールと申します。今日からマスターであるサンドラ様の言いつけで貴方様のお目付け役となったホムンクルス(魔導生命体)です」

「お袋が? まった妙な事させるんじゃないだろうな」

やれやれと嫌そうに起き上がると、パジャマを脱ぎ捨てるとシャツの上に藍色のジャケットを羽織り、黒のズボンをはいて身支度を調える。
途中で小さな悲鳴や、外に出ていますなど聞こえたが、無視してグロウは着替えを済ませてしまう。
そして隣の部屋へと歩いていくと、まだシーツを半分かぶったままのカーマインにルイセが泣きついていた。

「カーマインお兄ちゃん、聞いてよ。グロウお兄ちゃん、また私の髪ひっぱるんだよ。カーマインお兄ちゃんからもなにか言ってよ」

「ルイセ……またなのか? だから先に僕を起しに来いって言ってあるだろ? グロウは僕が起すから」

「だって、それやったら朝から男に起されたくないからお前がこいって怒るんだもん」

「仕方ないな。ほらルイセ泣いちゃだめだ。グロウの性格がひねてねじれて、修正不可能なのは知ってるだろ? グロウはルイセみたいな可愛い女の子に起して欲しいって言ってたんだよ」

優しく言いながらカーマインがルイセを抱き寄せ、撫で付けていたため少し赤くなっている。

「本当……かなぁ? あ、ってことはカーマインお兄ちゃんもそう思ってるの?」

「な〜に、色気付いてんだよ。そういうことはもうちょっと背も胸もでっかくなってから言えっての」

「グロウお兄ちゃんなんかに聞いてないもん。バカッ!」

朝からベタベタな二人に開いたドアに身をもたせながら、呆れた表情でグロウが突っ込むとルイセは出来るだけ怖い顔をしたつもりで睨んでからぷいっと顔を背ける。
グロウもカーマインでさえ、それ怖くないぞと苦笑していると、珍しいものを見たとばかりに、先ほどの声の主が声をあげた。

「わ〜、マスターの言ったとおりだ。双子よ、双子。でも、あんまり似てないわね」

その声の主は、ユニエールと名乗った少女と同じぐらいの大きさであり、同じような羽も見えた。
違いといえば薄茶色の髪が短く、ユニエールよりも活発そうな声の調子であろう。

「なんだコイツもホムンクルスか。ってことは、俺とカーマインの両方にお目付け役をつけるつもりか」

「あ、なんだ。もうユニから聞いたんだ。そう、あたしはカーマインの……ちょっと言いにくいわね。コイツのお目付け役でティピって言うの。よろしくね」

「俺に言ってどうするんだよ。俺じゃなくてそこで話が見えなくて馬鹿づらひっさげてる奴に言えよ」

「馬鹿づらはないだろ。よろしく、ティピ。それでそのユニエールって子はどこにいるのさ、グロウ?」

「あ? そういや、どこいった? 風でとばされてったか?」

半分体をカーマインの部屋に入れていたため、覗き込むようにして廊下を見る。
すると廊下の窓、その小さな枠のスペースに座り込んで外を見ていた。
グロウに続いてカーマインやルイセ、ティピも覗き込む。

「おい、ユニ。ユニエール!」

「へっ、あ。見てません! グロウ様の裸なんて見てませんよ! ちょっとたくましいなって思いましたけど、いえ、違うんです!」

元々赤かった顔が、更に自分の台詞で沸騰しそうなほどに赤くなってしまう。

「ユニ、確かにあたしたちはホムンクルスだけど。さすがに覗きとかそういう趣味に走るのはダメよ」

「違うんです。そうじゃないんです!」

必死に違うんですとユニは繰り返すが、ルイセは赤くなりながらグロウとユニを見比べ、時にカーマインと耳打ちしていた。
それからユニの誤解が解けるのに十分という長い時間を消耗していった。





五人でそんな小さな騒動を起していたため、一階でずっと五人を待っていたサンドラは少し待ちくたびれていた。
それでもこれから重要な事を二人の息子に伝えなければならないといった緊張感は磨り減ることなく、保たれていた。
ガヤガヤと騒がしく子供たちが降りてくると、元々引き締まっていた顔を更に引き締めていた。

「どうやらその様子だと自己紹介は済んでいるようですね」

「あ、聞いてよお母さん。グロウお兄ちゃんがまた苛めるの。なんとか言ってよ」

その台詞に磨り減る事のなかった緊張感が確実に磨り減っていた。
そしてついたため息は、言葉なくともカーマインと同じように育てたのにと言っていた。

「グロウ」

「解ってるよお袋。ルイセを苛めるな。兄妹仲良くしなさいだろ? 俺はこれでも仲良くしてるつもりだぜ。ただちょっとルイセが泣き虫なだけだ」

「泣き虫じゃないよ。グロウお兄ちゃんが意地悪だからでしょ。ベーっだ」

サンドラの後ろに隠れて顔を覗かせているため、どうも手が出しにくいとグロウが攻めあぐねている。
すると横で笑いながらみていたカーマインが両方に救いの手を差し出す。

「ほらグロウ止めなよ。ルイセも、こっちにおいで。母さんから何か話があるみたいだし」

「カーマインお兄ちゃんがそう言うなら」

多分にグロウを警戒しながら、ルイセがカーマインの後ろへと隠れる場所を変えるとサンドラが一つ咳払いをした。

「自己紹介は済んだのですね? ティピ、ユニエール?」

「「はい、マスター」」

「よろしい。では何故今日貴方たちに彼女たちお目付け役をつけたのか。そして貴方たちを拾ってからの十七年間、私が決して貴方たちをこの王都から出さなかったのか。その理由を話します」

そうサンドラは二人を拾ったという事実を二人に隠しては居なかった。
実子であるルイセさえもそれは知っており、その他のローザリアのサンドラを知る住人でさえ知っている。

「私は当時、貴方たちを拾った後どうするか悩んでいました。まだ若く、結婚前の私にはそんな勇気はありませんでした。そこで占いで貴方たちの行く先を占った所ある結果がでたのです」

そのとても厳しくかつて見たことのないサンドラの、母の表情にグロウでさえちゃかす様な言葉を吐くことはできなかった。

「世界を滅亡に導く元凶、世界を救う光源。その相反する結果が貴方たち二人、交互に現れたのです」

「初めて聞いたよ。そんな話」

「極端ねぇ。それにコイツらがそんな壮大な人物には見えないけど? ユニはどう思う?」

「どうと聞かれても……ただ、カーマイン様に比べてグロウ様はあまり驚かれてないように見受けられますが」

言われて一斉に視線が集まると、ユニの指摘どおりであった。
カーマインは確かに目を丸くするといった表現がぴったりであったが、グロウは興味なさげに後頭部を掻いていた。
その事に気づかれて、ようやくグロウも反応らしい反応をみせる。

「まあ確かに大げさな話だけど、俺とカーマイン。どっちが世界を滅亡に導く元凶で、どっちが世界を救う光源だと思う?」

「グロウお兄ちゃんが前者でカーマインお兄ちゃんが後者……あっ」

言ってしまってからしまったと口を塞ぐルイセだが、ちらりとのぞき見たグロウは怒っていなかった。

「だろ? 俺自身占いを信じない方だからな。どちらでも構わないが、それでいいんじゃねえか?」

「よく有りません。いいですか? 私はその占いの結果から貴方たちが二人とも正しき道を選ぶ事が出来るように教育をしてきたつもりです。誰に流されるわけでもなく、自らの意志で未来を選ぶ事の出来るように」

「つまり、母さんは僕たちを二人とも世を救う光源にするつもりなんだね?」

「カーマインの言うとおり、私は私の息子が二人ともそうであるようにと願っています。そして私が貴方たちの道を用意するのは今日までです。今日からは貴方たち自身が自分たちの未来を決め、歩んでいくのです」

しっかりと言い切った言葉には子供の巣立ちを望む母の愛情がありありと込められており、ルイセなどは少し目が潤んでいた。
カーマインやサンドラもすこし潤んでいるようだが、グロウはこの雰囲気をぶち壊してよいものか迷っていた。
が、結局は壊す事にした。

「それはわかったけどよ。このお目付け役二人はなんなんだよ。自分で選ばせるなら必要ねえじゃねえか」

「そ、それは子を送り出す親の心境というか。いいから連れて行きなさい。きっと役に立つ日が来ます!」

「お母さん、最後に力押しで台無し……」

「黙りなさいルイセ、とにかく今日……じゃなくて、明日自分たちの行きたいところへ旅立ちなさい!」

必死に照れ隠しをしているが、カーマインにあっさり見破られる。

「母さん、さりげに一日伸ばしたね? ダメだよ、そうやってズルズル伸ばしちゃ」

「カーマインも黙りなさい。兎に角出立は明後日、いいですね!」

「またさりげに伸ばしやがった。寂しいならそう言えっての。まったく年取ると無駄に体裁取り繕って言いたい事も言えないんだな」

「「あ」」

グロウのやれやれと言った台詞を聞いて、カーマインとルイセはティピとユニエールを掴んで二階へと退避していった。
そのすぐ後には魔法の破壊音と悲鳴、そして必死の叫びが聞こえてきた。

「母さんまだ四十前よ。まだ若いの! 王宮じゃ、華とかに例えられて美の象徴なんですからね!」

「イダイダダダ、手加減したマジックアローでも連発されたら痛えよ! 止めろ、お袋! だいたい社交辞令をまともに受けと、イデッ!」

そんな声を聞きながら、小さな二人は話し合う。

「なんか、マスターって始めてみた時と印象違わない? ま、こっちの方が付き合いやすくて気が楽だけど。って、なに落ち込んでんの?」

「グロウ様に、必要ないって言われました……」

「アンタもマジで受け取んないでよ」

グロウとカーマイン、二人が世へと送り出される二日前のことであった。

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