[RHAPSODY]



9/15

「センセー、木塔君がいません」

「え、ほんとぉ?ん〜、どうしたのかしら」

(まさか・・・・)

ガラガラガラ・・・

「ハア、ハア、ハア、ハ・・・ね、寝坊しました」

「大丈夫?木塔君、顔色悪いわよ?」

「大丈夫、です・・・」

「(ウラベさん、木塔君もしかして・・・)」

「(もしかしても何も、一目瞭然だろ)」

「し、視線がイタイ・・・」





9/16

「センセー、木塔君がいません」

「根倉君もいません、先生」

「え〜?木塔君だけじゃなくて根倉君まで?どうしちゃったんだろう?」

(おいおい、まさか根倉まで・・・)

ガラガラガラ・・・

「す、すいません、はあ、はあ、寝坊しました!」

「お、お、同じく・・・」

「顔色悪いわ、二人とも。本当の大丈夫なの?保健室行く?」

「それはまずい!・・・デス、はい」

「授業は受けろ、と・・いや、受けないと、ハハハ」

「?」

「は、ははは」

「もういいわ、席について」

ガタ・・

「(サマナーになる以上、ふだんの生活は守れっていう約束、覚えてるよね・・・)」

「(・・・すまねえ)」

「(・・ゴ、ゴメンナサイ)」





9/16

「センセー!ウラベのバカがいません!」

「あらあら、あのウラベ君がねえ」

ガラガラガラ・・・

「はいはい、言い訳はいいから席についてね」

「はい」



ガタ・・・

「(・・・・何か用?)」

「てめ〜・・・いい度胸してんじゃねえか」

「(ウラベ君、約束は?)」

「(まぁ、こんな事もある。コンビニのレジがなかなか遅かったから)」

「オマエなあ!」

「木塔く〜ん、静かにしてネェ。話が進まないわぁ」

「く・・・・」

「(常に冷静であれ)」

「お前が言うな!」





9/17

「先生、三人ともいません」

ガラガラガラ・・・

「ね、寝坊しました」

「電車に乗り遅れてしまって・・・」

「あれ、ウラベ君は?」

ガラガラガラ・・・

「遅れました」

「三人そろって仲がいいわねえ。ホームルームが終わるまで三人仲良く立っててね」

「う・・・」

「はい」

「すいませんでした・・・」





9/28

「ウラベウラベェ、やっと銃を使えるようになったぜ!」

「ん?・・・あ、木塔く・・・・うわ、木塔君ほっぺたのアザどうしたの?!」

「あ?、いや、あまりに嬉しかったもんでよ、近くにいた組のモンに見せびらかしてたんだ。で、的を作って撃とうとしたらよ、ちょうど親父が通りかかっちゃって。気弾が親父の頬をかすめて・・・いやぁ一応よ、弾の痕跡がないから無実だと言い張ったんだけどな」

「で、殴られたんだ」

「そのまま疲労と一緒に倒れちまってよ、ははは・・・」

「バカまるだし」

「・・・ち、ちくしょう・・・」





10/3

「ん?お前ら何してんだ?グラサンなんかかけて」

「うあああ!き、ききき木塔君!」

「・・・・・」

「ちょっと待て、今何となく変な違和感感じたぞ。根倉、今お前『気』を使ってただろ?」

「そ、そそっそおんな事無いな・・・」

「お前それ武具だろ、ちょっと貸せ!」

「あ、ああ駄目!!」

「ぬぬぬぬぬ・・お。見えてきて見えてきた。オレだって気を扱えるようになったんだって、んん?・・・あ?」

「う、ウラベ君、どうしよ・・・」

「あ、あ、あ、あ、ああああああああああああああああああああ!!!!!」

「うるさい」

「う、ウラ、ウラ、ウラベ、これ、これはあ!」

「うるさいな。クラス中のヤツが見てる。偵察だよ。任務の一環だ。ストーカーじゃない」 「お、おま、センセー着替えて・・・るっ!」

「ああ。そう言えば午後から会議がどうとか言っていたからな。スーツに着替えるんだろ」

「下着姿・・・スゲエ」

「木塔君、しっかりして!気の無駄遣いはいけないよぉ!」

「ま、こういう悪魔の使い方もあると言うことだ」

「サ、サマナー万歳・・・」

「木塔く〜ん、しっかりして〜」





10/12

「木塔君、今日もそんなこと・・」

「に、任務の手伝い・・・」

「・・・・・ウラベ君、木塔君止めてよ、もう。このままじゃサマナーより変態になっちゃうよ・・・・?どうしたの、木塔君」

「あ・・・ひ、非道え・・・!」

「え、あ、ちょ、木塔君!・・!」

「・・・・ッ・・」

「ウラベ、はなせ!」

「お前が言ってどうする?みすみすアホを傷つけ煽らせ米田と心中、いやお前とアホ二人仲良く心中するつもりか?米田に見送られて」

「く・・・く、そぉ・・!」

「あ・・先生、からだ・・・傷だらけ・・・焼け痕とかもある・・・・」

「なかなかな趣味だな」

「許さねえ・・・・」

「恋人同士で、お互い同意の上なら問題はないが」

「んな訳無いだろ!」

「・・・・・先生、鏡の前でうつむいてる・・・」

・・・・・・・・

「悔しいゼ・・・何も、できねぇ・・・」

「備えあれば、憂い無し。依頼主から昨日連絡があった。『もう少しでシッポをつかめそうだ』と。始末するときはオレも呼び出しがかかる。その時までに強くなればいいだろ」

「・・・くそ、わかったよ。でももう俺、何発ロックハートを撃っても頭痛しないんだよ!もういいだろ?シーアークに連れてってくれよ!」

「・・・・・それは、俺が決めることだ」

「頼む!根倉なんか三日で銃を使えるようになったんだぜ?基礎をゆっくりやってる暇なんか無いんだ。・・・・頼むよ」

「ウラベさん・・・・」

「・・・・・」

・・・・・・・

「今日は体慣らし程度に練習しろ。そして出来るだけ早く寝ろ」

「え・・・・」

「イイのか!」

「明日の授業後、シーアークに行く。戦闘はまだ早いが、体慣らしだ」

「・・わ、わかった!」

「・・・・・・・・・・フウ」





10/13

ピ・・・ガゴン。

・・・・・・・ヴヴ・・・・・・

「空気が重いだろ」

「・・・・うん」

「なんか・・息切れしそうだ・・・・・」

「よく覚えとけ。これが、悪魔がいる証だ」



・・・・・・・・・・・・



「う、うわああ!」

「くそ、このお!」

「違う!力任せにやるな!悪魔に力押しは全く意味無い!」

 バリバリバリ・・・

「シイイイィィィィィィ・・」

 シュウウウ・・・

「し、・・死んだ、の?」

「死んでない。もう二、三日たてば生き返っている。ただの喧嘩とは違うんだ、自分の気を手の平にためて、殴りつけろ。それが無理ならロックハートで撃ち殺せ」

「ハア・・・ハ・・ハア・・・」

「く、苦しいの?木塔君・・・・?」

「この空気のよどみも、気を練ることが出来れば慣れる。根倉、ヴィクトルの時に感じた寒さがあるだろう。あれも今の木塔なら感じられるようになっただけだ」

「木塔君、もう帰ろうか・・・」

「・・ハ・・ウラベ、もう一回戦わせてくれ。それで帰るから・・よ」

「・・・・わかった」





10/14

「センセー、木塔君またいません」

「もー、しょうがないわね・・・」

ガラガラガラ・・・

「・・・ね、寝坊、です」

「というかその顔は寝不足ね。ちゃんと授業受けなさいよぉ?」

「・・・・・・はい」

ガラ。

「(悪い)」

「(木塔君・・・今日も練習来るの?)」

「(・・・・・・)」

「(・・・・・・いや、悪いけど今日はパス。二人で・・・・頼む)」

「(・・・うん)」

・・・・・・・

「(少しは冷静になれたじゃないか)」

「(・・・フン)」





10/15

「・・・すいません、電車に乗り遅れました」

「はいはい〜。よかったわね、根倉君。舶学(ここ)が遅刻に甘いとこで」

「はい・・・」

ガタ。

「(ウラベ・・・アイツ、)」

「(昨日のお前と一緒。今日の訓練はお前だけだ)」





10/18

「この前の中間テストの結果を返しまーす」

「え〜〜〜!」

「今回はすごいのよ〜。あの遅刻三人トリオが三人とも80点以上!よくがんばったわね、木塔君に根倉君に、ウラベ君!」

「・・・・・・・・」X3(←かけるさん)

・・・・・・・・・

「す、すごく後ろめたいです・・・」

「まあ、いいじゃねえの?一番いい勉強方だぜ?」

「俺は学者になるために、ましてや現国の教師になるために学校にいるんじゃない。一流のサマナーになりたいから、そのついでで学校にいる。だからこれでいい」

「文系はすべてナイトストーカーが調査してくれるからな。俺らは式が必要な理系だけをガンバりゃいいだけ。スッゲー楽じゃん」

「う、うしろめたい・・・・」





10/24

「先生、目の下にくまがあるよ?どうしたの?」

「え、うん、このごろ忙しくてね・・・」

「・・・・・・」

・・・・・・・・・・・

「ウラベ、知ってんだろ?あのくまのワケ」

「・・・・・・・」

「いや、何でもない・・・」

「木塔君・・・・・」

「乱交・・プレイ」

「・・・・・は?」

「美人新米教師、密室ホテルの恐怖!悪魔との4Pに悶絶寸前、カメラは捉えた!」

「・・・・・・なに、言ってんだよ・・」

「もし昨日の現場がAVの撮影だったら、こういう題名が付くだろうな」

「ッ!!・・・き、木塔君!?」

「・・・・・・・ああ。まだ冷静だ。まだ、大丈夫・・・だ・・・」

「よ、よかっ・・・」

「俺はそうでもなかったな。震えと狂気が止まらなかった。夜中一時までシーアークの九階で悪魔相手に殺戮してた。それでもすこし止まるだけでサングラスの奥の光景が頭に浮かぶ。それとダブって母の死に様を思い出すからな、たまらんぞ」

「・・・・(ゴク)」

「ウラベ君、魔気があふれてる、よ」

「ああ。悪い。でもな、木塔。俺も我慢してるんだ。もう少し我慢してくれ。お前がいま走り出したら、俺も一緒に走るかもしれない。お前を追い越してな」

「・・・我慢するさ」

「・・・・ああ。でもそれでもオレは、アホを見続けなければならない。それが・・・・任務だからな」





10/26

「木塔君、トイレって、どこいくの?」

「屋上」

「え?」

・・・・・・・・・・

「どうしたの?いったい・・」

「俺さ・・・聞いたんだ」

「何を?」

「親父に聞いたんだ、ウラベのお袋のこと」

「え!!・・・そ、そう。聞いたんだ・・・」

「ああ、聞いた」

・・・・・・・・・・

「・・・根倉」

「なに?」

「アイツ、いつもすましてさ。よく俺のことバカにしたりするけどさ」

「うん」

「あいつ、アイツ一人なんだ」

「・・・・うん」

「俺、なんかソレ聞いたとき、なんかしんねえけど、ダチになりたくなった。初めて自分からダチになりてえ、て思った」

「うん」

「どうやったらダチになれるんだろうか考えた。でもよくわかんねえんだ。根倉、どうすればいいと思う?」

「・・・ん・・っと」

・・・・・・・

「ウラベさん、表面だけの薄っぺらい友情なんかいらないって前言ったような、そんな気がする。だから今のままでいいと思うよ。ゆっくり仲良くなればいいと思う」

「でも俺、ヤクザの子供だし・・」

「ウラベさん、そんなの気にしないよ。だってヤクザ怖くないモン。自分が本気になればすぐやっつけちゃうよ。それに、そう言うのを気にする事が『薄っぺらい』って言うんじゃ・・・・・そう言うんじゃないかな」

「ん・・・そうだな、そうだよな。あいつベラボーに強いもんな」

「うん。だからボク、ウラベさんのこと尊敬するんだ。ウラベさんは『俺なんかをソンケーするな』っていうんだけどね」

「ハハ、アイツらしい」

・・・・・・・・・・・

「修行、ガンバろうな」

「うん・・・!」





10/30

「だいぶ、カンをつかんできたな」

「まあ、これだけ戦えばね」

「いつも体中ヒリヒリしながら帰るけどな!」

「すぐ、慣れるさ」

「そうなんだよ。筋肉痛とかさ、気を使うようになってから滅茶苦茶治るの早いんだよ。それにお前が貸してくれた指輪、あれも付けて寝ると朝疲れとれてるんだ」

「あれは体から漏れている少しの気を体内にため込むことの出来る指輪だ。日頃こんなのを付ければ、気のうねり方で一発で同業者にばれるからな。だから治療用や気配を消したいときに有効だ。もっとも根倉の魔気はものすごい回復力を持っているから、一晩寝るだけで気分スッキリのはずだが」

「そうだよな〜。いいよなあ根倉って、俺も特別な力がほしいぜ」

「でもその分破壊力がないから、同じ様なものだよ」

・・・・・・・・

「少し、冷えるな」

「ああ。冷える」

「十月も、終わりだね」

・・・・・・・・

「そう言えばさ」

「なに」

「俺らってサマナーの修行してるのに、何で悪魔と戦ってばかりなんだ?仲魔にするとかできないのか」

「あ、ぼくもそれ疑問」

「・・・・・フゥ。簡単だろ?何が悲しくて、自分より弱い人間に従わなければならないんだ。木塔がもっと今よりずっと強くて、気がたくさんあればホヤウカムイだって従ってたんだよ」

「そ、そうなん?」

「ウラベさん。ホヤウカムイって悪魔、シーアークで言うと何階ぐらいなのかな」

「まあ、八階だな。というか八階に行くといる」

「ええ〜!そんなに強かったんだ、あの悪魔」

「そんな悪魔を一刀両断できる剣・・・あのさ、ウラベ。一回ソレ、使わせてくれない?」

「いいけど・・明日疲れて学校来られなくなるぞ」

「いいって、貸せよ」

「・・・・」

 ブウ・・・・ン・・・

「炎の暗黒剣レーヴァテインだ」

「で、でかいな」

 ンン・・・・・ンン・・・

「う、おおおおおお?なんな、なんだあ?!」

ガチャンッ・・・ドスッ!

「ゼエ、ゼエ、な、なんじゃこらあ・・・ゼエ・・」

「だから言ったのに」

「お、おい、一回ソレ、使って見ろよ。本当に使えるのかよ、お前」

「この前見せただろ?赤マント付で」

「あ、あの。ボクも見てみたい・・・あ!ほら、運良く悪魔も向こうから来てるし!」

「俺は運が悪いが・・まあいいか、体慣らしに」

 ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ

「う、うわ!うわあ!・・ああ・・・」

「す、すげえ!スゲエ気だ!」

「・・・・いくぞ」

 トン・・・

 ド・・・オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・!

・・・・・・・・

「ま、こんなとこかな。だいたいこれで半分ぐらいの力だ」

「・・・あ、あへ・・・」

「か、体の震えが・・ア、アハハ」

「もう時間も遅い。帰るぞ」

・・・・・・・・・

「じゃあな」

「あ、ああ、明日な」

「おやすみ、ウラベさん」

・・・・・・・・・・

「・・・怖かったね、木塔君」

「ああ。まだ足が震える。あいつ、凄すぎるぞ」

「うん。あれで半分ぐらいって言ってたからね」

「・・・あまり深く考えないでおこう」

「そう・・だね」









  卜部 凪 Lv 42 ITEM・不詳の刀 ・赤いスカーフ ・D−ショック

                 ・シルバーアクセサリー ・アナライズ・アイ

・暗黒剣レーヴァテイン

  力  22(45)  生命エネルギ 800(4000)

  速力 21(39) 総合戦闘能力 620(3010)

  耐力  6(11)  総悪魔指揮力 47%

  知力 10(16)   悪魔交渉能力 31%

  魔力  3 (5)

  運   1 所持マグネタイト数 18200



 仲魔 ・妖精ヴィヴィアン L.v 40

    ・堕天使ビフロンス 34

    ・魔獣カソ 37

    ・聖獣ヘケト ?

・破壊神トナティウ     38

    ・鬼神フツヌシ       53

    ・外道ナイトストーカー   13



                          9・10/1〜30 完